昨日、作業しながら行き詰っちゃって手元にあった紙で折り鶴を2個作っていました。
「なんでいきなり折り鶴なんか作ったんだ・・・?」と思っていたんです。
そしたら今日の明け方の御言葉の時にはっと気づきました。
『今日、8月6日じゃん!』
広島に原爆が投下された日ですね。昨日折り鶴を折っていた時に気づいてもおかしくなかったのに・・・!
御言葉が終わった後に説教者が「今日は8月6日、21日お祈り条件の最終日です」って言った瞬間に気づいた。いつも説教が始まる前に「○月△日の御言葉です」って言うのにその時には気づかなかった・・・。
この時期になると、小学校6年生の時に修学旅行で広島に行ったことを思い出します。
原爆ドームと大久野島(宿泊した島)の毒ガス資料館の記憶が一番残っているかも。あとはうさぎと戯れたりウォークラリーしたりとか・・・。
でね、「今日歌わないと!」って思った曲があったんです。
『折り鶴』
合唱曲でもありますよね。この曲、小学生の時は毎年練習していたと思います。
6年生の時、平和記念公園にある<原爆の子像>にあるケースに千羽鶴を入れて、この曲を歌いました。当時は当時なりに、たくさん当時を想像しながら歌いました。
原爆資料館の中を見学した後だったんで、気持ち悪くなったりもしましたが、その日の澄み渡る青空とは真逆すぎて当時の状況を想像しきれなかったのも思い出します。
「まさかこんなことが現実にあったなんて」と、思えてしまうぐらいに空が輝いていた日でした。
今日も見事な晴れ模様でしたね。暑かった。75年前に広島で、その3日後に長崎であんなことが起こっていたなんて思えない現在の平和っぷりですよね。
それでね、今日の空もいっそ清々しいぐらいに澄み切っていたんですよ。本当に眩しいぐらいの青色で。太陽も照りかがやいていましたしね。
原爆投下。日本の長い歴史の中で考えると、たった75年前のことなんですよ。「原爆なんてなんてなかった」って思えてしまうぐらいに今日の空は綺麗だと思ったんです。憎いですねえ・・・。
運転中の車内で久しぶりに『折り鶴』を歌いました。
最近ステイホームしているので家の中じゃ思いっきり歌えない分、車内で発散させましたよ。ドライブレコーダーに記録されているでしょう。笑
もう、柔らかい落ち着いたメロディーなのに、歌詞が、伴奏が、その時の情景が心を抉ってくるんですよ。被爆された方のことを考えながら歌うと本当に良心が痛む。
特に2番のAメロの後半。
「この胸のいたみを うた声にたくして 焼けあとの下から ここまで歩いてきた」
ああああああああああ!!!!( ; ; )
歌なんて歌える身体状況じゃないだろうに、心の歌声なんだろうか?泣き声となって出てきたのだろうか?「いたみ」がひらがななのもまた深い。焼けあと、建物の跡も、人が焼けた跡も、でしょうね。影にいた人は少しマシだったと聞いています。
運転中なのに涙がボロボロ流れてきました。私は今からお客さんのところに行くのに。でもここで涙を引っ込めるのも違う気がする・・・!って葛藤していました。
それを考えると、1番の歌詞もですね。本当に少ない言葉ではあるけれども、ものすごく重みのある歌詞で。
原爆資料館の模型(今は撤去しているみたいですね)を見た衝撃を思い出しました。言葉にできないぐらい悲惨。あれは目で見たほうがいいと思うぐらい。
模型がリアルすぎて自分が本当にその場にいるかのような感覚になったことを思い出しました。目の前が真っ暗な空になり、建物は燃えてまだ火が登っていて、あちこちから声が聞こえて、熱くて、熱くて、痛くて、生きたくて。
これだけですごい文字数行く気配がしたので今日は止めておきます。
過去のことであり、私が経験することではないけれども、実際にあった<歴史>であり、日本人が辿ってきた<軌跡>の1つでもあります。
当時の人のように感じれなかったとしても、過去にそのようなことがあったということを忘れたらいけないんだな、と思いました。
『歴史を歌にしておいてこそ忘れません』ってチョン・ミョンソク先生も言ってたんですよ。賛美歌の中でも聖書の歴史を歌ったものってあるんですよね。歌にすれば何年経っても伝えられる。忘れない。
私は戦争経験者ではないけれども<戦争について歌った歌>があるから戦争のことを覚えてられます。だから、この曲を歌う機会があったこと、出会えたことは感謝なことなんだなと思っています。
歴史を歌に残すことは一番良い記録方法なのかもしれないですね。
それから、歌って戦争のことを考えた時に、チョン・ミョンソク先生が韓国の追悼日である「顕忠日(ヒョンチュンイル)」について教えてくださったことも思い出しました。6/6だそうです。次の日である7日が日曜日だったので礼拝の時に教えてもらいました。
韓国の民族のために、戦争のたびに戦い、忠誠を尽くし、命まで捧げて生きた人たちを追悼する日だ。
だから私たちも祈らないといけないんだよ。平和があることに感謝感激して、そのために犠牲になられた人たちのことについても、悲しみを表して祈ってあげなきゃ。
民族のために労苦した人たち、各国にもいると思います。他の国もそういうことがあると思います。その時には考えてくださいね。
うん。これですね。
9日と、15日。沖縄戦のことも、神風特攻隊のことも、もっとたくさん考えて、今の自分が平和に生きられていることに感謝して、犠牲になられた方のために祈ろうと思いました。
これは昨日無意識で作っていた鶴たちです。平和への感謝と、2度と戦争が起こらないように、今ある紛争がおさまるように祈って『平和!!』と書かせていただきました。
皆さんも、よければ犠牲になられた方のために祈ってみてくださいね。